第 140回 ヒューマンコンピュータインタラクション研究会

日程:2010年10月29日(金),30日(土)の2日開催(※学園祭開催期間中!
会場:多摩美術大学 八王子キャンパス 情報デザイン棟3階
   http://www.tamabi.ac.jp/prof/hachioji.htm(地図中の「Q:情報デザイン棟」が会場です)
住所:〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723 (橋本駅からバスで10分、料金170円)
   http://www.tamabi.ac.jp/access/
テーマ:体験するインタラクション
発表申込締切:2010年 9月3日(金) ※締め切りました
原稿締切:2010年10月1日(金)(必着!)※終了しました
招待講演:
  1. 「文系・理系・美系の分野が共同を始める姿」 須永剛司 氏(多摩美術大学 美術学部 情報デザイン学科 教授) 10月29日(金)13:30〜
    異分野が共同でおこなう研究プロジェクトにおいて、異なる研究分野の連携を生みだすことは難しい。 連携を生み出すために大事なことは、そこに集まった研究者が共に働くことのできる「実践」の場に研究を組み入れることである。実践とは、社会でおこなわれている人々の文化的な営みである。しかし、そこへ入っていくことは簡単ではない。それぞれの研究が人々の生活する世界と対照され、本物の活動の中で吟味されるからだ。 文系・理系・美系の分野が、社会実践での連携をとおして相手の分野を知り、ゆっくりと共同を始める姿と、そこから見いだしたことについて美系分野の視点から紹介する。

  2. 参加体験型ワークショップ 10月30日(土)11:00〜
    今回は「体験する」というテーマに則りまして,今までとは異なる形式で,体験できる招待講演を企画しております.具体的には,情報デザイン学をバックグラウンドとして第一線で活躍する若手デザイナーの方々に話題提供を行って頂く予定です.その後,工学系研究者とデザイナーのアプローチの違いを,参加体験型ワークショップを通じて参加者の方々に体験して頂きます.
共催:

プログラム
10月29日(金)午前

●セッションA 「動作・空間判別」09:00〜10:40 座長:今井 尚樹(KDDI研究所)
(1)iPod touchの加速度センサによる動作判別用ライブラリの構築
  ○小瀧 陽, 笹倉 万里子(岡山大学大学院自然科学研究科)
(2)電子ブックリーダーにおける物理的ページング操作を可能にしたセンシング装置の開発
  ○王 允龍, 國藤 進, 羽山 徹彩 (北陸先端科学技術大学院大学)
(3)認識パラメータの自動調整機能をもつ人物移動検知システム
  藤堂 智史, 寺田 努, 塚本 雅彦 (神戸大学), 野間 春夫 (ATR)
(4)GhostBanner:空間内に情報を添付する光タグシステムの研究
  光藤 雄一 (北九州市立大学)

●セッションB 「情報提示と表現」10:50〜12:30 座長:志築 文太郎 (筑波大学)
(5)近傍制御点を用いたBezier曲線洗練化のためのユーザインタフェースの設計
  ○佐藤 信,三輪 譲二(岩手大学)
(6)非常信号配信機構を有する屋内自律型測位システムの設計と実装
  ○池田 剛, 河本 満, 幸島 明男, 車谷 浩一 (AIST/CREST,JST)
(7)表とパラレルコーディネートを組み合わせた視覚的な分析ツール
  ○結城 崇, 三末 和男, 田中 二郎(筑波大学)
(8)「思い出」を表現する共同体の生成ー表現ワークショップを通してー
  ○永井 由美子(多摩美術大学), 野島 久雄(成城大学), 須永 剛司(多摩美術大学)

10月29日(金)午後

●招待講演 13:30〜14:45
  文系・理系・美系の分野が共同を始める姿
    須永剛司(多摩美術大学)

●セッションC 「操作の体験」14:55〜17:00 座長:山崎 真湖人(アドビ システムズ株式会社)
(9)モバイル向けUI操作省力化
  ○川崎仁嗣, 菊地悠, 大久保信三, 稲村浩((株)NTTドコモ)
(10)Webカメラを用いた片手文字・座標入力システム
  ○瀧口 智史, 田中 敏光, 佐川 雄二(名城大学大学院)
(11)ARを使ったドライブインタラクションツール
  ○平本 磨音(拓殖大学大学院工学研究科工業デザイン学専攻), 古屋 繁(拓殖大学工学部デザイン学科)
(12)携帯電話のメール入力時におけるTPOに応じた予測入力システム
  ○足澤 憲, 澤本 潤, 杉野 栄二(岩手県立大学 ソフトウェア情報学部)
(13)圧力センサを補助的入力に用いた選択入力インタフェースに関する検討
  ○吉田 壱, 橋崎 裕人, 伊藤 淳子, 宗森 純(和歌山大学)

●セッションD 「つながりの体験」17:10〜18:50 座長:三浦 元喜(九州工業大学)
(14)発達障害の感覚経験を共有する場の研究
  ○村上 泰介(愛知産業大学)
(15)システムが社会化されるために必要なこと:実践の準備と片づけ
  敦賀雄大(多摩美術大学/CREST)、須永剛司(多摩美術大学)
(16)Rheologic Interaction: 流動的プログラマブル・マターを用いたインタラクションデザインの試み
  ○脇田 玲, 中野 亜希人(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科)
(17)Web情報を用いたキーワード抽出によるタグづけ支援
  ○田中 英人(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 情報・通信工学専攻), 丸山 一貴(東京大学 情報基盤センター), 寺田 実(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 情報・通信工学専攻)

●懇親会 19:00〜20:00

10月30日(土)午前

●セッションE 「振る舞い」09:10〜10:25 座長:川島 英之(筑波大学)
(18)変更可能なペルソナ:ゴムのユーザと長期活用のはざまで
  ○渡辺 理(富士通研究所 ソフト&ソリ研究所), 宇山 政志(HCC研究所), 指田 直毅(富士通研究所 ソフト&ソリ研究所), 石垣 一司(HCC研究所)
(19)【発表取消し】
(20)センサーネットワークを用いた服薬見守り(在宅療養における実証実験)
  鈴木 詩織, 横石 雄大, 宮崎 圭太, 米村 茂, 羽田 久一, 三次 仁, 中村 修, 村井 純 (慶應大学)
(21)センサーネットワークを用いた服薬見守り(システム設計)
  横石 雄大, 鈴木 詩織, 宮崎 圭太, 米村 茂, 羽田 久一, 三次 仁, 中村 修, 村井 純 (慶応大学)

●SIGUBI表彰式 10:35〜10:50

10月30日(土) 11:00〜18:00

●若手デザイナー主催による参加体験型ワークショップ

テーマ:日常の体験「食べること」から得られた本質を応用して「研究会」をデザインする(予定)

※参加者の募集は、1日目の招待講演の後に研究発表会会場で行う予定です。

研究報告集について
・研究会活動のオンライン化と研究報告のオンライン出版(印刷物の廃止)について
http://www.ipsj.or.jp/03somu/kinen_jigyo/50anv/d-library/dl-sig.html
SIGHCI140担当
主査:西本一志(JAIST)
幹事:志築文太郎(筑波大)/宮下芳明(明大)/新西誠人(リコー)/三浦元喜(九工大)/中村聡史(京大)/中村嘉志(産総研)
担当運営委員:中村嘉志(産総研)/小松孝徳(信大)/小坂崇之(金沢工業高専)/渡辺奈夕子(東芝)