第 145回 ヒューマンコンピュータインタラクション研究会

2011年10月14日(金)に,お茶の水女子大学にて第145回情報処理学会ヒューマン コンピュータインタラクション研究会を開催いたします.本研究会は,10月13日 (木)に開催される人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会 (SIG-SLUD) との連続開催となります.

今回のテーマは「インタラクション理解」です.世の中で観察される様々なインタラクション,それをシステム側から理解するには? また理解し蓄積した情報をどう取り扱うか? 今研究会では,インタラクションの理解に対する様々な取り組みについての発表を募集します.また,連続開催する SLUD のテーマに沿った発表も広く募集いたします.もちろん,HCI に関連する一般テーマの発表も受け付けます.

また,SLUD との連続開催にあたって,13日にはパネル討論・デモ展示などの企画を SLUD と合同で開催いたします.

第145回情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会

とき: 2011年10月14日(金)
ところ: お茶の水女子大学 理学部3号館 2階会議室 地図・アクセス情報(キャンパスマップの丸20番)

http://www.sighci.jp/events/sig/145※10月13日(木)の SIG-SLUD と連続開催

テーマ: インタラクション理解

SLUD研究会(第63回)プログラム
10月13日(木)---------------------------------------
09:30-09:35 オープニング
09:35-10:35 一般発表(2件)
10:35-10:40 休憩
10:40-12:10 対話システムシンポジウム-1(3件)
12:10-13:10 昼休み
13:10-14:00 チュートリアル講演
14:00-14:10 休憩
14:10-15:30 デモセッション
15:30-17:00 対話システムシンポジウム-2(3件)
17:00-17:45 国際会議報告
17:45-17:50 休憩
17:50-18:40 パネル討論
18:40-18:45 クロージング

詳しくはこちらをご覧ください.
HCI研究会(第145回)プログラム

10月14日(金)---------------------------------------
○セッション1 座長:宮下芳明(明治大学)
10:30-11:00 (1)幅の変化する曲線の対話的作成のための最小距離形状特徴点を用いた制約点選択
        ○佐藤 信,三輪 譲二(岩手大学)
11:00-11:30 (2)GUIのための加速度センサを用いたポインティング手法
        ○堀江達矢,片山拓也(神戸大学),寺田 努(神戸大学,科学技術振興機構さきがけ),塚本昌彦(神戸大学)
11:30-12:00 (3)センサによる計測を題材とした小学校高学年向け教材の開発とその活用事例
        ○福地健太郎,茂木大佑 (明治大学)

12:00-13:00 お茶ハウス見学会
13:00-13:40 昼食休憩
○セッション2 座長:矢島彩子(富士通)
13:40-14:10 (4)シナリオベースユーザインタフェース設計支援
        ○草野孔希,中谷桃子,大野健彦(NTTサイバーソリューション研究所)
14:10-14:40 (5)金額の理解を促すインタラクションデザイン
        ○中村美惠子,宮下芳明 (明治大学)
14:40-15:10 (6)多人数・マルチモーダルインタラクション研究のためのプラットフォーム構築
        ○坊農真弓 (国立情報学研究所),角康之 (公立はこだて未来大学),高梨克也 (京都大学/JST),岡田将吾 (東京工業大学),菊地浩平 (国立情報学研究所)

○招待講演
15:25-16:55 「マルチモーダルデータに基づいた多人数インタラクションの構造理解」
角康之 (公立はこだて未来大学)

複数人が会話的なインタラクションをする際に利用する、身振り・手振り、視線、あいづち、うなずきといった非言語情報の役割を理解することを目指している。その研究基盤として筆者のグループが構築を進めている、多人数インタラクションのマルチモーダルデータの計測環境と、それに基づいてインタラクションの構造分析を行うソフトウェア環境を紹介する。非言語情報から協調活動参加への積極性を解釈する試みや、非言語情報発生の時系列パターンマイニングの試みを紹介する。