第 157回 ヒューマンコンピュータインタラクション研究会

日程:2014年3月13日(木),14日(金),15(土)の3日開催
当初,2日開催の予定でしたが発表件数が35件集まりましたので,3日開催と変更させて頂きます.
(13日~15日でEC研究会とGN研究会との合同開催研究会になります.なお,HCI研究会は13~15日,EC研究会とGN研究会は14~15日の開催となります)
場所:明治大学中野キャンパス
 〒164-0001 東京都中野区中野4-21-1
http://www.meiji.ac.jp/nakano/

学生招待講演: 加藤淳(かとう じゅん)
講演タイトル: プログラマだって人である─統合開発環境におけるHCI
略歴: 東京大学大学院 情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 五十嵐研究室に所属。2014年4月から産業技術総合研究所 情報技術研究部門 メディアインタラクション研究グループ配属予定。 創造力を発揮する手段としてのプログラミングを支援するユーザインタフェース研究に従事してきた。ACM CHI'13 Best Paper Honorable Mention受賞、Microsoft Research Asia Fellowship 2012採択など。(詳細: http://junkato.jp/ja/)

招待講演: 林一輝(はやし かずてる)
講演タイトル: 放送 × インタラクション → 教育
略歴: 日本放送協会 制作局 青少年・教育番組部 専任ディレクター。
2000年、東京工業大学大学院 情報理工学研究科修了(専門はユーザインタフェース)。同年、日本放送協会に入局。教育番組・科学番組・ドキュメンタリー番組などを企画・制作する一方、新しいメディアデザインの中で理科教育を考える「理科教育クロスメディア」プロジェクトにも携わる。主な制作番組に、「考えるカラス」「Rules ~美しい数学」「拝啓 旅立つ君へ ~アンジェラ・アキと2000通の手紙」「コズミックフロント」「サイエンスZERO」など。



プログラム

<1日目> 2014年3月13日 10:30~18:00


■OP 10:30~10:40

■セッション1 10:40~11:55
消えるメッセージによる義務感を軽減するコミュニケーションツール
 ○來迎 直裕,小笠原 直人,佐藤 究,布川 博士(岩手県立大学大学院)
介護における声かけに着目した介護職員に対する警告・行動推薦システムの提案
 ○佐藤 央渉,澤本 潤,杉野 栄二,瀬川 典久(岩手県立大学),矢島 敬士,黒沢 学(東京電機大学)
共通知人介入型Q&Aシステムを基盤とした安全・安心な出会い支援システム
 ○沼野 剛志,北山 史朗,西本 一志(北陸先端科学技術大学院大学)

■セッション2 12:55~14:10
デジタルサイネージに向けた情報を正対表示させ歩行者を引き付けるシステム
 ○小玉 駿,須藤 翔太,渋沢 進(茨城大学)
位置情報サービスを通じた気分獲得を指向するモバイルセンシングの試み
 ○相原 健郎(国立情報学研究所 / 総合研究大学院大学)
街歩き旅行者の行動に対する写真撮影促進システムの効果
 ○小出 渉太,木下 雄一朗,郷 健太郎(山梨大学大学院医学工学総合研究部)


■セッション3 14:25~16:05
RakuTenpo:ショッピングモール型ECサイトにおける店舗視覚化システム
 ○大河原 一輝(筑波大学情報学群情報メディア創成学類),平野 廣美,益子 宗,林 靖之(楽天株式会社楽天技術研究所),星野 准一(筑波大学大学院システム情報系)
コンセプト写真の配色に注目したブランドイメージの分析
 ○振屋 大貴,加藤 俊一(中央大学理工学部経営システム工学科 加藤研究室)
素材から受ける質感評価のモデル化 -両眼視差に基づいた画像特徴量の応用-
 ○青山 祥貴(中央大学大学院 理工学研究科),加藤 俊一(中央大学 理工学部)
視線計測を用いた注視時間に基づく商品の購買決定要因の推定
 ○田川 遼介,加藤 俊一(中央大学 理工学部)

■セッション4 16:20~18:00
ToDoリストにおける時間コスト設定の機能について
 ○佐藤 和男,松原 仁(公立はこだて未来大学)
例示画像の補完による類似画像検索システム
 ○梶谷 知嗣,加藤 俊一(中央大学理工学部経営システム工学科加藤研究室)
姿勢ログの解析インタフェース
 ○大江 龍人(筑波大学大学院 システム情報工学研究科),志築 文太郎,田中 二郎(筑波大学 システム情報系)
N-gram統計を用いたGUIサジェストシステムのユーザビリティに関する研究
 ○栗田 収(早稲田大学大学院修士課程基幹理工学研究科表現工学専攻),高橋 信之,藪野 健(早稲田大学表現工学科)



<2日目> 2014年3月14日 9:00~18:00


■OP 9:00~9:10

■セッション1 9:10~10:25
赤外線画像認識のテーブルトップシステムにおけるマルチユーザジェスチャの評価
 ○須藤 翔太,渋沢 進(茨城大学)
個人用画面と大画面を用いた複数人での共同作業環境
 ○武田 慎之介, 萬成 亮太,小林 弘明,小林 愛実,大久保 心織(筑波大学大学院システム情報工学研究科),三末 和男,田中 二郎(筑波大学大学院システム情報系)
Wall型とTable型タッチディスプレイがグループワークに与える影響に関する定量的実験の設計と評価結果
 ○宓 梅珽,田野 俊一,橋山 智訓,市野 順子(電気通信大学),岩田 満(東京都立産業技術高等専門学校),三澤 純子,高野 健太郎,掛井 祐伸,羽木 貴昭,望月 宏史,米本 京介(電気通信大学)

■セッション2 10:40~11:55
楽曲構造を反映したVJ表現の全体デザインを支援する歌詞インタフェース
 ○本多 翔,久留島 寛也(北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科),西本 一志(北陸先端科学技術大学院大学 ライフスタイルデザイン研究センター)
自由なテンポで演奏した複数の録音データから楽曲を生成するシステム
 ○川名 勇気(明治大学 理工学部情報科学科),宮下 芳明(明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科, 独立行政法人科学技術振興機構, CREST)
PHRシステムにおけるデータマイグレーションインタフェース
 ○吉高 淳夫(北陸先端科学技術大学院大学),中条 忍(goowa株式会社),加藤 洋(一般社団法人 ライフ・ケア・オンデマンド)

■セッション3 12:55~14:35
人間の記憶容量と認知モードに対応したペン型デバイスの拡張によるGUI非依存の描画作業支援システム
 ○羽木 貴昭,田野 俊一,橋山 智訓,市野 順子(電気通信大学),岩田 満(東京都立産業技術高等専門学校),高野 健太郎(電気通信大学)
StyleCodesigner:クライアントとイラストレータによる画風の協調的発見支援システム
 ○山田 彩加,長谷部 礼(北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科),西本 一志(北陸先端科学技術大学院大学 ライフスタイル研究センター)
新しいHCIデバイス開発のための実践演習
 ○菅谷 みどり(芝浦工業大学)
音声対話における親密度と語彙の関係
 ○中里 収,神崎 啓太郎(名桜大学),菊池 英明(早稲田大学)

■セッション4 14:50~16:05
DepthSketch:深度情報を利用してスケッチに遠近感を与える描画手法
 ○名取 則行,福地 健太郎(明治大学)
Half-Implant: 情報提示のための半侵襲型装置の提案
 ○岩崎 健一郎(H2L株式会社),玉城 絵美(早6稲田大学)
Luminous Sound Indicator: 光を用いた音源を察知するための注意喚起デバイス
 ○松田 暁,中村 広幸,菅谷 みどり(芝浦工業大学工学部情報工学科)

■学生招待講演 16:10~16:50
◆名前
加藤淳(かとう じゅん)

◆略歴
東京大学大学院 情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 五十嵐研究室に所属。2014年4月から産業技術総合研究所 情報技術研究部門 メディアインタラクション研究グループ配属予定。 創造力を発揮する手段としてのプログラミングを支援するユーザインタフェース研究に従事してきた。ACM CHI'13 Best Paper Honorable Mention受賞、Microsoft Research Asia Fellowship 2012採択など。(詳細: http://junkato.jp/ja/

◆講演タイトル
プログラマだって人である─統合開発環境におけるHCI

◆講演内容
プログラマは、人のためにプログラムを作る人である。HCI研究が人を幸せにするのなら、それはプログラマも幸せにするものでなければならない。しかし、プログラマが普段の開発に使っている統合開発環境はたいてい古式ゆかしいものである。本講演では、統合開発環境の研究の流れを簡単に紹介し、演者が作ってきたシステムのデモ(動画)を交えながら、未来の開発環境について考察する。

■招待講演 17:00~18:00
◆名前
林一輝(はやし かずてる)

◆略歴
日本放送協会 制作局 青少年・教育番組部 専任ディレクター。
2000年、東京工業大学大学院 情報理工学研究科修了(専門はユーザインタフェース)。同年、日本放送協会に入局。教育番組・科学番組・ドキュメンタリー番組などを企画・制作する一方、新しいメディアデザインの中で理科教育を考える「理科教育クロスメディア」プロジェクトにも携わる。主な制作番組に、「考えるカラス」「Rules ~美しい数学」「拝啓 旅立つ君へ ~アンジェラ・アキと2000通の手紙」「コズミックフロント」「サイエンスZERO」など。

◆講演タイトル
放送 × インタラクション → 教育

◆講演内容
放送は番組を一方向に配信するメディアである。しかし、視聴者とのインタラクションを強く意識することで、より効果的な番組を作ることが可能で、インタラクティブな特性を持ったメディアを重ね合わせることにより、全く新しい体験の創出も可能になる。放送にウェブや携帯電話などのメディアを重ね、新鮮な理科教育体験の創出を目指した「理科教育クロスメディアプロジェクト」を紹介し、その可能性について触れる。また、一般の放送番組、特に教育番組において、我々がどのようなインタラクションを狙い、そして、それをどのような設計により実現したのかについても、具体例を交えて紹介、放送におけるインタラクションの重要性について考察する。

<3日目> 2014年3月15日 10:30~15:15


■OP 10:30~10:40

■セッション1 10:40~11:55
視覚的コンテキストによる検索結果提示とナビゲーションの可能性
 ○丸山 一貴(明星大学), 井桁 正人(楽天技術研究所),寺田 実(電気通信大学)
災害リスク認知を目的とした災害体験ゲームのための問題作成支援法
 ○牟田 将史(筑波大学大学院 システム情報工学研究科),浦野 幸(東京大学大学院 学際情報学府),星野 准一(筑波大学 システム情報系)
物語の編出しによるHCI技術と現場の共進化についての予備的検討
 ○杉原 太郎(岡山大学大学院自然科学研究科)

■セッション2 12:55~14:10
導電性インク複合機を用いたマルチタッチパターン生成手法
 ○加藤 邦拓(明治大学),宮下 芳明(明治大学/ 独立行政法人科学技術振興機構,CREST)
カスタマイズ可能なテレビ番組表アプリの試作と評価
 ○上向 俊晃,加藤 恒夫(株式会社KDDI研究所)
電子雑誌の全体把握支援を目的としたコンテンツ提示手法の開発
 ○杉山 正幸,木下 雄一朗,郷 健太郎(山梨大学 大学院 医学工学総合研究部)

■セッション3 14:25~15:15
スイッチ押下記録による喫煙ログシステム
 ○小笠原 直人,阿部 允大,佐藤 究,布川 博士(岩手県立大学ソフトウェア情報学部)
魅力的な顔になるためのメークアップ支援システム
 ○孫 啓譜 Sun Qipu(筑波大学 システム情報工学研究科知能機能システム専攻 エンタテインメントコンピューティング研究室)


なお,エンタテイメントコンピューティング研究会のプログラムと,グループウェアとネットワーク研究会のプログラムは下記のとおりです.リンク先を御覧ください.

託児サービスについて
本合同開催研究会においては,託児サービスとして部屋とベビーシッターを ご用意できます.希望される方は,3月9日(日)までに担当者(HCI研幹事 小倉 (岩手県大):ogura_k (at) iwate-pu.ac.jp) までご連絡ください. なお,シッター代は情報処理学会情報環境領域プロジェクト助成金より負担する 予定であり,無料でご利用いただけます.ただし,託児希望者の年齢によっては, 実費の一部をご負担いただく場合がありますのでその点ご了承ください.

研究報告集について
・研究会活動のオンライン化と研究報告のオンライン出版(印刷物の廃止)について
http://www.ipsj.or.jp/03somu/kinen_jigyo/50anv/d-library/dl-sig.html
SIGHCI157担当
主査:河野恭之(関学大)
幹事:中村聡史(明大)/中村嘉志(国士舘大)/福地健太郎(明大)/吉高淳夫(JAIST)/小倉加奈代(JAIST)/小松孝徳(明大)/光永法明(大教大)/寺田和憲(岐阜大)
担当運営委員: